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アーユルヴェーダ的、秋の過ごし方①

まだまだ日中は夏のような加計呂麻島ですが、朝晩はめっきり涼しくなってきました。今朝はとうとう、夏の間に活躍していた、ココナッツオイルが固まって白くなっていました…秋だなぁ。

さぁ、秋といえば食欲の秋や読書の秋、そして、抜け毛の秋でもあります。

街で美容師をしていたころは秋になると抜け毛が…というご相談をよくお聞きしたものですが、さもありなん。アーユルヴェーダでは、夏の間に蓄積したピッタ(火のエネルギー)が、秋になると増大するといわれています。

アーユルヴェーダの古典書には「リトゥチャリア」という季節の養生法が記されているのですが、それはもうぅ細かく、いろいろなべき集とべからず集がまとめられております。

ピッタが増大すると…

抜け毛
湿疹や皮膚トラブル
ほてりや灼熱感
めまい
発汗
不眠

などなどの不調が現れ始めます。
上の症状、お年頃の女性ならどっかで聞いた話じゃありませんか?

そう、更年期のお困り症状。私も最近はふとした拍子に感じることもあり…お年頃ですね。女性の更年期も、ピッタやヴァータが乱れやすい時期にあたるといわれています。

この時期は、甘・苦・渋の味を意識して少し多めに取り入れると良いとされていて、その中でも牛のギーを取ることがすすめられています。

牛のギーは、ヴァータとピッタを鎮め、オージャスを増やす最もサトヴィックな食物とされていて。
食べてよし、塗ってよし、浸してもよし。

本格的なギーはミルクから作られるそうですが、私は無塩バターから手作りするようにしています。
ごくごく小さい火で温めて、浮いてきたタンパク質と水分を取り除き、さらに漉すと黄色の美しい液体になります。少ない量を作ると焦げ付かせてしまうこともあるので、ある程度たくさん作って保存するようにしています。涼しい時期には、常温で約1か月ほど使えます。湿度や気温の高い時期は冷蔵庫で保存します。

作ったギーは、料理に使ったり、塗って食べたり、お肌にも塗る・・・は、バター臭がけっこうするので勇気がいりますが、秋口の皮膚トラブルにはお勧めのケア。あと、口内炎に塗ったり、アイパックもします。

この季節、常備しておくと何かと便利なアイテム。作り方はyoutubeなどでもいろいろな動画がでているので、ぜひ作って試してみてください。

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